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築地発! トレンド・マイニング日記。

築地市場の隣から、活きのいいマーケティング・ネタをお届けします!!

センスの良さは企業トップの責任

丸ビルで開催された工業デザイナーの喜多俊之氏の『デザインの力』を聞き、とても感銘を受けました。

喜多俊之氏と言えば、最近ではSHARPの液晶テレビAQUOSのデザインをされたことで知られる間違いなく日本を代表する工業デザイナーのおひとりです。

イタリアと日本を拠点に家具や自動車、ロボットなど幅広い分野のデザインを手がけられていらっしゃるだけに、国際的な視点から現在の日本のデザインとアジア諸国のデザイン力の差が国策によって生じている点など、示唆に富んだお話でした。

特に印象に残ったのは、アジア諸国における家電やケータイの販売現場で、
・デザインの良し悪しが商品の売れる・売れないを決定する。
・韓国メーカーのケータイがどんどん売れる一方、日本のメーカーのケータイの売れ行きが極めて鈍い

 その源泉になっているのは、韓国や中国では国をあげてデザインセンス、デザイン力の向上に注力し、専門の教育機関をたちあげるなど国策として、デザインに取り組んでいる。(日本にはそのような動きは無いようです)

これは、家電、ケータイのみならず家具やカーテンなど住環境に関する分野でも同様で、日本メーカーの商品でデザインが認められ海外に輸出されている商品は皆無と言ってよい。しかし、韓国製の高級家具などは海外の市場に受け入れられている。・・・と。

この背景にあるものとして、韓国企業のトップや経営幹部の日常生活や住環境が日本企業のそれと大きく違うことに起因しているとお考えのようです。

彼らは自宅をサロンとして、多くの人を招き、情報交換をしたり、自ら手料理を振舞ったりというおもてなしがとても上手らしいのです。決して、贅沢三昧をしているわけではないが、センスのよい家具や家電、食器などに囲まれた生活を自ら実践することが、企業としてデザイン力のすぐれた商品を開発し、市場に供給するために必要だということを理解しているらしい。

これは、本当にそう思いますね。
企業の富裕層マーケティングをお手伝いするときに、われわれ自身が富裕層の日常生活や価値観、消費意識を知らないと的確なコンサルティングができないわけであり、たんに想像するだけではなく自分自身が体験しなければ、リアリティのあるアウトプットを提示することはできませんからね。

センスの良いライフスタイルをおくることは企業トップの責任である。日本でもこんな考え方が定着したときには、品質の良さを凌駕する日本製品が世界中を席捲している。かもしれません。

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  1. 2005/07/05(火) 23:13:26|
  2. 富裕層マーケティング|
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