タクシーに1人で乗ることがあると、よほど疲れていない限り運転手さんと会話しながら、目的地まで行きます。
景気の話をすると、ほとんどの人が「最悪だあ~、なんとかならんか! 小泉が悪い」という展開になるのですが、先日乗ったタクシーの運転手さんが面白かった。
「普通の運転手の水揚げは1日3~4万円だけど、私は6~7万円をコンスタントに稼ぐんですよ。」「へ~ッ、スゴイっすねえ! なんかコツがあるんすか?」「企業秘密なんで、全部は話せないんですけどねえ」「じゃあ、1つ教えてよ!」「2つ教えてあげますよ。1つめは、ああいうふうに客待ちをしちゃダメ! 待って客をのせる運転手は稼げないよ」と言って、新大橋通りの国立がんセンターのエントランスに並んでいるタクシーの列に向かってひとこと。
そして、
「お年よりの女性が歩いていないか注意しながら流すことですよ」その理由はこうらしいのです。
昔は、今みたいに女性が働くということが少なくて、年配の女性というのは、専業主婦だった人の割合が高く、自分でお金を稼ぐという苦しみを知らないで旦那さんの給料を使っていた。そのまま、年金生活にはいっても、お金を稼ぐということのたいへんさが身にしみてわかっていないから、タクシーに長距離乗ることをなんとも思っていない人が多いということのようです。
普通の運転手さんはサラリーマンが歩いていないかを探すらしいのですが、この運転手さんは、老婦人が歩いていなか注意しながら走って6万円以上の売上を稼いでいるんですって。
誰と話をしていても、勉強になりますなあ~!
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- 2005/08/19(金) 22:08:03|
- 富裕層マーケティング|
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