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本日の日経新聞の13面のクイック・サーベイというコーナーに
「ビジネスパーソンは美術館とどう向き合っているのか?」というリサーチ結果が掲載されており、興味深く読みました。
「年に何回くらい美術館に行く?」という質問に対して、1~5回という回答が50%、言っていないという回答は45%を占めているという結果を含め、3つの質問に対する回答が載っています。
その中で、もっとも興味深いのは、
「美術館がどんな工夫、改善をすると訪れる人が増えると思う?」という質問で、その回答結果ですが・・
「入場料金を下げる:66%」
「カフェ・レストランを充実:38%」
「閉館を遅くする:35%」
以下、中略
という結果になっています。
が、しかし・・・
入場料金を下げたところで、劇的に人が増えることにはつながらないでしょう。ましてやカフェ・レストランを充実した程度のことで来場者が増えるなんてことは、まずありえないでしょう。
ビジネスパーソンの来場者を増やすことを真剣に考えるなら、閉館時間の延長以外の施策をどんなにやっても徒労に終わるだけですね。平日の午後4時半に閉館する美術館を午後6時にした程度じゃ、焼け石に水もいいところでしょう。
昨秋のダリ展で休日の待ち時間が2時間、先日Bunkamuraで終了したエッシャー展の最終日の待ち時間が3時間半となれば、多忙なビジネスマンがわざわざ休日に美術館に行こうなんて気になる筈もないです。
公営の美術館は運営を民間にどんどん外部委託して、開館時間の延長を柔軟に行って欲しいですね。美術ファンでもある私からの切なる願いです・・・
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- 2007/02/05(月) 20:16:02|
- 流行モノのマーケティング|
-
トラックバック:0|
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コメント:2
初めての書き込み失礼いたします。
いつもブログ楽しく拝見しております。
今回はたまたま私の興味がある美術館の制度設計に関することでしたので、ついコメントしてしまいました。
私も美術館は大好きですが、日本の美術館全体に感じるのは「ああ、ここは結局絵を見に行く所になってしまってるんだなあ…」ということです。
狭いスペースに所狭しと作品が並べられ、かつ巡回路にはソファもなく、庭園も設置されているところはそう多くはありません。
散歩がてら、もしくは買い物ついでに美術館に寄ったっていいはずですが、そういう設計にはならないものでしょうか…。
快適に絵を見て回る、という発想があまりみうけられないのが残念です。
美術館は「絵を見てる自分を見に行く所」というある種ナルシスティックナ空間でもあると思うのですが…。
そのためのもっと快適な美術館は欧米にしかないのかもしれませんね。
長文駄文失礼いたしました。
これからも応援しております。
- 2007/02/05(月) 20:49:06 |
- URL |
- はりぽた #mQop/nM.
- [ 編集]
コメントありがとうございます!
おっしゃるとおり、絵を見るための空間になっている美術館が多く、人は多いし、ゆっくりと自分のペースで作品を見るようなゆとりはないところが多いですね。
目黒の東京都庭園美術館のように訪れる行為自体が精神的なやすらぎやゆとりをもたらしてくれるような美術館が東京にも沢山できるといいのですが・・・
あんまり、モダンになり過ぎて、落ち着かない空間になっても困っちゃいますよね。
- 2007/02/06(火) 20:07:04 |
- URL |
- 築地発! #-
- [ 編集]